アコースティックギターのソロ演奏によるオリジナル作品集。コロナ禍の日々、喪失と再生に向き合いながら日々書き溜めた曲を一つの組曲として構成。ブラジル、アルゼンチンのリズム、フリーな即興演奏からほっこりカフェミュージックまであらゆる語法を駆使して描く助川太郎ワールド。
1.春のない男
2.アマレイロ
3.東の海辺で産まれたオレ達のサンバ
4. マウンテンチャイルド
5. チャカレラ
6. 池413
7.直したワイニョ
8.ヒッチモチェンジ
9. 昨日の明日
10.上手くいかない1日
11. ソワンダフル
12. 希望への眠り
----
アコースティックギタリスト助川太郎による最新オリジナル作品集。愛する南米音楽のリズム/グルーヴを作曲の根底に置きながら、コロナ禍の日常生活を描くサウンドトラックとして制作された。
助川は2020〜21年で自身のバンドの解散、父親の死、孤独な生活を経験する中で、世界は「死と喪失」に満ちていると感じ、しかしその絶対的な真実の前で、日常を生き続けるモチベーションを自らの創作に求めた。ルールは今暮らす場所で、今持っている物だけで作ること。
必然的に手段は生ギター1本と手書きの楽譜用紙だけに頼る事になった。日々、曲を書いては推敲する中で生まれた音楽は、即座に時短営業の小さなライブハウスのステージで演奏され、また推敲された。